世界の未来(84)

チケット販売大手のぴあは20日、

横浜で1万人規模の

アリーナを建設すると発表した。

日本経済新聞72113版企業114

投資額は約100億円で2020年をめどに

開業する。同社によると民間企業が

大型アリーナを建設するのは初めてと

いう。音楽ライブを楽しむといった

コト消費市場が堅調に推移するとみて、

自ら会場を設け自社のチケット販売権

にもつなげる。

三菱地所が横浜みなとみらい地区

(横浜市西区)にもつ約1万2千平方

の土地を借り受け、音楽ライブに

特化した地上4階地下1階の

アリーナを建設する。

ぴあはアリーナの運営管理も担う。

他のライブ会場は

スポーツ施設との併用が多いなか、

音楽特化型にすることで効率化に

作業ができ収益性を高める。

自前でアリーナを建設する背景には

20年以降に予想される供給座席不足が

ある。首都圏で1万人規模を収容できる

会場の新設は00年完成の

さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)

を最後にない。

既存の会場は老朽化対策で

長期にわたる改修工事を計画している。

国内の音楽ライブ市場は拡大している。

ぴあ総研(東京渋谷)によると

10年に約1600億円だった同市場は

15年に2倍以上になりました。

若年層だけでなくシニアなど

幅広い世代でライブ会場に足を

運ぶ人が増えている。

ぴあは音楽ライブに特化した

設計を売りに、

集客力の高いアーティストを呼び込み

年間200公演以上のライブを手掛ける

計画だ。

ぴあの業績は堅調だ。

スポーツ観戦や

コンサート鑑賞といった

コト消費の拡大でチケット販売の

伸びが続く。17年3月期売上高は

前の期比10増の1528億円、

営業利益は17増の17億円と

いずれも過去最高だった。

ぴあは11年から取り組む東北の

復興支援活動の一環として、

仙台市などで計4所の会場施設を

運営している。

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